2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧
僕は数年間、書籍の批評を学ぶ講座に通っていた。 そこでプロの批評家から学んだ知識は、僕の読書生活を一変させた。 今回はみなさんに、僕が学んだ技術や考え方を紹介したい。 批評の勉強をするまで、僕に足りていなかったものを軸に整理したので、もし参考…
ドラマがスタートして注目を浴びている「精霊の守り人」の原作小説を再び読んだ。 本作は和製の本格ハイ・ファンタジー小説として知られ、児童文学でありながら大人にも人気がある作品だ。本作「精霊の守り人」から続くシリーズは「守り人シリーズ」として、…
日本人は宗教観がイージーで節操がないため、スピリチュアルやオカルトを信じやすい。 そのため、気がつくとつけ込まれて、怪しげな商法にひっかかったりする。 その大きな理由は、日本人に○○がないからだ。
今回は「博士の愛した数式 (小川洋子/新潮文庫)」の感想とあらすじを紹介したい。僕が本作に出会ったのは、四年ほどまえのことだ。その頃にはすでに小川洋子のファンだった。 本作は小川洋子作品の中でもハートフルで穏やかな作品なのだが、それでもやはり…
ユング心理学で使われる、言語連想検査を自分でできるWebシステムを作ってみた。
最近買った本に、感覚表現辞典(中村明著)というものがある。日本の小説や漫画の中で使われている様々な感覚表現を、辞典として集めたものだ。日頃書き物をする方や、文章表現に興味のある方にオススメだ。一見当たり前に思われる描写が思いがけず輝いてい…
ユング心理学入門(河合隼雄著)を熟読してみる - 648 blog というわけで、「<心理療法>コレクションⅠ ユング心理学入門(河合隼雄著)」の「第三章 個人的無意識と普遍的無意識」を読んでみた。 本章で僕が理解したことを、可能な限り詳述したい。 ユング…
ユング心理学入門(河合隼雄著)を熟読してみる - 648 blog というわけで、「<心理療法>コレクションⅠ ユング心理学入門(河合隼雄著)」の「第二章 コンプレックス」を読んでみた。 本章で僕が理解したことを、可能な限り詳述したい。 ユング心理学入門―“…
「避暑地の猫」は、高校生のときに書店で見つけた。 装丁がかわいらしく、タイトルも上品だったため、「ほんのり、ゆるーく楽しめそうな小説だ」と、裏表紙のあらすじをきちんと読まずに買ってしまった。それもなぜか、吸い寄せられるように、だ。 僕はこれ…
ユング心理学入門(河合隼雄著)を熟読してみる - 648 blog というわけで、「<心理療法>コレクションⅠ ユング心理学入門(河合隼雄著)」の「第一章 タイプ」を読んでみた。 本章で僕が理解したことを、可能な限り詳述したい。 ユング心理学入門―“心理療法…
日々職場や地域社会で人と接していると、いまだに自分の不器用さに辟易することがある。 それほど親しくない人と、無難な世間話をするのが特に苦手だ。 みな、天気や芸能ネタや社会情勢について、よくもスラスラと出てくるものだ。一方、僕はいまだに器用に…
特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE 本棚を漁っていると、かつて多大な影響と感銘を受けた、「デミアン」が見つかった。 ぱらぱらと読んでいくと、かつての葛藤などが思い出され、苦々しくも懐かしい気持ちになった。 この作品はあまりに異質で、精神…
Photo via Visual hunt ITエンジニアとして日々テキストデータを扱いまくる中で、パソコンを替えるたびに必ずインストールしている、テキスト編集系Windowsアプリケーションを紹介する。 もちろん無料。 同僚に教えるとたいていみな、病みつきになる。 今回…